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🦴 内科・健診

健診で骨密度を指摘されたら
受診の目安

📅 2026-08-14 🩺 院長 矢田篤司 監修 📖 約5分で読める
骨密度 骨粗鬆症 健診再検査 内科

健診や人間ドックのオプション検査などで骨密度を測定し、「低下がみられる」「要精密検査」と指摘された方もいらっしゃると思います。骨密度の低下は自覚症状がほとんどないまま進むことが多く、健診で初めて気づくケースも少なくありません。

この記事では、骨密度・骨粗鬆症についての一般的な考え方・受診の目安を解説します。個別の診断・治療方針は、実際の検査結果をもとに医師が判断します。

💡 このページで分かること

  • 骨密度・骨粗鬆症とはどのような状態か
  • 健診で骨密度の低下が指摘される背景
  • 受診の目安
  • 内科でまず相談できること

① 骨密度・骨粗鬆症とは

骨密度とは、骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度含まれているかを示す指標です。骨密度が低下し、骨がもろくなって骨折しやすくなった状態を骨粗鬆症といいます。

骨密度の低下自体には自覚症状がほとんどないことが多く、健診や、転倒などをきっかけに骨折して初めて気づかれることもあります。健診で「要精密検査」等と指摘された場合、この結果だけで骨粗鬆症と確定するわけではなく、詳しい検査で確認することが一般的です。

② 健診で指摘される背景

骨密度の低下には、加齢・閉経後のホルモン変化・やせ型の体格・運動不足・喫煙・過度の飲酒・特定の薬の使用など、複数の要因が関連するとされています。ただし、これらの要因があるからといって必ず骨密度が低下するわけではなく、個人差が大きい点にも留意が必要です。

骨密度の測定方法にはいくつかの種類があり、健診で行われる簡易的な測定と、精密検査で用いられる方法(DXA法など)とでは、目的や精度が異なることがあります。健診結果票に記載された測定方法・数値をご確認のうえ、必要に応じて医療機関にご相談ください。

③ 受診の目安

次のような場合は、内科への受診をご検討ください。

  • 健診結果票に「要精密検査」「骨密度低下」等の記載がある
  • 閉経後で、骨密度についての説明を受けたことがない
  • 軽い転倒や動作で骨折したことがある
  • 身長が以前より縮んだと感じる
  • ステロイドなど、骨密度に影響しうる薬を長期間使用している

④ 内科で確認できること

内科では、問診・血液検査などをもとに、骨密度低下に関連しうる他の要因(甲状腺・カルシウム代謝など)を確認することがあります。骨密度そのものの精密な測定(DXA法など)や、骨粗鬆症の専門的な治療が必要と判断される場合は、対応可能な医療機関をご案内することがあります。

📋 受診時に伝えると役立つ情報

  • 健診結果票(骨密度の測定方法・数値・判定コメント)
  • 骨折歴の有無(いつ・どのような状況で)
  • 閉経の時期(該当する方)
  • 服用中の薬(ステロイドなどを含む)
  • 家族の骨粗鬆症・骨折歴

⑤ 日常生活で意識される点

一般的に、カルシウムやビタミンDを含む食事、適度な運動、適度に日光を浴びることなどが、骨の健康にとって参考になる点として紹介されています。ただし、生活習慣の工夫だけで骨密度の低下を十分に防げるとは限らないため、健診で指摘があった場合は自己判断で様子を見続けず、医療機関にご相談いただくことをおすすめします。

⚠️ 自己判断でのサプリメント多用に注意

カルシウムやビタミンDのサプリメントは、過剰に摂取すると体調に影響することがあります。持病がある方・他の薬を服用中の方は、自己判断でのサプリメント使用の前に医療機関にご相談ください。

⑥ よくある質問

健診で骨密度を指摘されました。骨粗鬆症ということですか?

骨密度が基準値より低い場合に「要精密検査」等と指摘されることがありますが、この結果だけで骨粗鬆症と確定するわけではありません。詳しい検査で確認することが一般的です。

骨密度はどのように調べますか?

骨密度測定にはDXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)などいくつかの方法があります。健診で使われる簡易的な測定と、精密検査で使われる方法とでは、精度や評価の目的が異なることがあります。

どんな人が骨密度の低下を指摘されやすいですか?

加齢、閉経後の女性、やせ型の方、運動不足、喫煙・過度の飲酒などが一般的に関連するとされていますが、個人差が大きく、実際の評価には検査が必要です。

骨密度が低いと言われたら、何科に相談すればよいですか?

まず内科でご相談いただけます。診察のうえ、より詳しい検査や専門的な治療が必要と判断される場合は、対応可能な医療機関をご案内することがあります。

日常生活で意識される点はありますか?

カルシウムやビタミンDを含む食事、適度な運動、日光を浴びることなどが一般的に意識される点として紹介されています。ただし、これらだけで骨密度の低下を防げるとは限らず、気になる場合は医療機関にご相談ください。

骨密度が低いとどのようなリスクがありますか?

骨密度が低い状態が続くと、転倒などをきっかけに骨折しやすくなることが知られています。特に背骨や太もものつけ根(大腿骨近位部)の骨折は、日常生活への影響が大きいとされています。

📚 参考情報

  • 公益財団法人 骨粗鬆症財団「骨粗鬆症の検査」(https://www.jpof.or.jp/osteoporosis/inspection_treatment/tabid255.html
  • 本記事の内容は、みなとファミリークリニック院長が2026年8月時点の一般的な医学情報をもとに監修しています。個別の診断・治療方針については受診時にご確認ください。
院長 矢田篤司

矢田 篤司

みなとファミリークリニック 院長

三重大学医学部卒。内科・小児科・皮膚科・リハビリ科を擁する地域密着型クリニックの院長として、身近な健康相談に日々対応しています。

→ 院長プロフィール

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