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🌡️ 内科・小児科

熱中症は室内でも起こる?
子ども・高齢者の予防と受診の目安

📅 2026-05-27 🩺 院長 矢田篤司 監修 📖 約5分で読める
熱中症夏の体調管理子ども高齢者室内熱中症

「熱中症は屋外で起こるもの」と思われがちですが、実際には室内での発症が全体の約4割以上を占めるとされています。夏の高温多湿な環境では、エアコンのない部屋・風通しの悪い場所にいるだけで体温調節が乱れることがあります。名古屋市港区の当院でも、夏になると室内熱中症でご来院される方が少なくありません。

① 室内でも起こる熱中症の実態

熱中症は、気温・湿度・体温調節能力のバランスが崩れることで起こります。室内でも以下のような状況では発症リスクが上がります。

  • エアコンを使用していない、または設定温度が高い部屋
  • 浴室・トイレ・台所など熱がこもりやすい場所
  • 夜間に窓を閉め切ったまま就寝している
  • 体調不良・体力低下がある状態

とくに夜間〜早朝の「見えない熱中症」に注意が必要です。気づかないうちに脱水が進み、翌朝ぐったりしているというケースもあります。

⚠️ 室内熱中症が起こりやすいタイミング

  • 梅雨明け直後:急激な気温上昇に体が慣れていない時期
  • 台風通過後:高温多湿が一気に広がる時期
  • 7〜8月の夜間:熱帯夜が続くと体が回復できない

② 水分・環境・服装の予防策

水分補給のポイント

「のどが渇いてから飲む」では遅いことがあります。特に高齢者はのどの渇きを感じにくくなるため、時間を決めてこまめに水分を補給する習慣が大切です。

💧 水分補給の目安

  • 1時間に200〜300mL程度を目安に
  • 起床後・食事前・入浴前後は必ず飲む
  • 大量に汗をかいた場合は水+塩分(スポーツドリンク・経口補水液)
  • アルコール・カフェインは利尿作用があるため代替にならない

室内環境の整え方

エアコンや扇風機を活用し、室温は28℃以下・湿度60%以下を目安に保ちましょう。「もったいない」「体に悪い」という理由でエアコンを使わない方が多いですが、熱中症による入院・重症化のリスクのほうが大きいです。

③ 子ども・高齢者への特別な注意

子どもの場合

乳幼児・小児は体重に対して体表面積が大きく、体温調節機能が未発達なため熱の影響を受けやすい状態です。チャイルドシート内、車内の閉め切った空間、砂場・公園での外遊びなどに注意が必要です。子どもが「なんとなく元気がない」「いつもより飲みたがらない」と感じたら早めにご相談ください。

高齢者の場合

加齢とともに体温調節機能・のどの渇きを感じる感覚(口渇感)・発汗機能が低下します。自覚症状が乏しいまま重症化するケースがあるため、ご家族が定期的に声をかけて確認する工夫が有効です。

④ 受診の目安Q&A

Q. 受診すべき症状は?

以下の症状がある場合はすぐに受診、またはすぐに救急(119番)へ連絡してください。

🚨 救急・緊急受診が必要なサイン

  • 意識がぼんやりする・呼びかけへの反応が鈍い
  • けいれん・立てない・歩けない
  • 体が熱いのに汗をかいていない
  • 高熱(39℃以上)+嘔吐が続く

Q. 軽症の場合はどうすればよいですか?

涼しい場所に移動し、水分・塩分を補給して安静にすると症状が改善することがあります。30分〜1時間様子をみても改善しない場合や、症状が悪化する場合は受診をご検討ください。当院(内科・小児科)でも対応しています。

Q. 熱中症は何科を受診すれば?

軽〜中等症であれば内科(大人・高齢者)・小児科(お子様)でご相談ください。重症(意識障害・けいれん)は救急対応になります。

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院長 矢田篤司

矢田 篤司

みなとファミリークリニック 院長

三重大学医学部卒。内科・小児科・皮膚科・リハビリ科を擁する地域密着型クリニックの院長として、総合診療・家庭医の考え方を大切にしています。

→ 院長プロフィール

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