子宮頸がんの原因となるHPV 9種に対応。接種年齢が早いほど高い予防効果。定期接種対象者は無料で接種できます。
- 子宮頸がんの約90%を予防(9価ワクチン)
- 接種回数:初回15歳未満は2回、15歳以上は3回
- キャッチアップ接種・経過措置は2026年3月31日で終了。対象条件は名古屋市の最新案内でご確認ください
- 接種後も2年に1回の子宮頸がん検診を継続推奨
主な副反応:接種部位の痛み(82〜93%)・腫れ・赤み(33〜45%)・頭痛・発熱(2〜15%)
注意:接種後の失神(迷走神経反射)に注意 → 接種後30分は座って安静に
接種不可:発熱中・妊娠中・本剤成分に過敏症の既往がある方
→ 接種後の発熱・腫れ、どこまで様子を見てよい?受診の目安を詳しく
胃がんの主な原因・ピロリ菌の感染有無を調べます。名古屋市在住20〜39歳は市の助成で無料。陽性なら除菌治療へ。
- 除菌成功で胃がんリスクを大幅低減
- 尿素呼気試験または便中抗原検査
- 40歳以上は自費(要相談)
2年に1回の受診を推奨。細胞診による頸がん・体がん検査は婦人科での受診をお願いします。
- HPVワクチン接種後も検診継続が重要
- 名古屋市の検診バウチャーが利用可能
軟便・下痢(14%)・味覚異常(1〜5%)・腹部不快感・発疹(2〜5%)
注意:7日間の確実な服薬が必要。発熱を伴う下痢・血便・発疹が出たら中止して受診
便潜血検査。当院で受診可能。年1回の受診を推奨します。
- 2日分の便で検査
- 陽性なら精密検査(大腸内視鏡)へ
胃X線(バリウム)または胃内視鏡検査。年1回推奨。消化器内科・健診センターへ。
胸部X線検査。ヘビースモーカー(喫煙指数300以上)は低線量CTを推奨。
当院で受診可能。5歳ごとの検査を推奨。閉経前後の女性は特に重要。
- 骨粗しょう症の早期発見
- 治療開始で骨折リスクを大幅に低減
視触診・マンモグラフィー。2年に1回推奨。自治体の無料クーポンを活用。
血液検査で簡便に測定可能。有効性についてはエビデンスが限定的。医師にご相談を。
大腸がん検診(便潜血500円)・骨密度検査(自費1,500円)は当院で受診可能です。その他の検診については適切な医療機関へご案内します。
RSウイルスによる下気道疾患を予防。60歳以上が対象。1回接種で完了。高齢者の重症肺炎リスクを大幅に低減します。
- 下気道疾患の発症を約83%低減(第3相試験)
- 1回接種で完了
- インフルエンザ・肺炎球菌との同時接種も検討可
以下の基礎疾患がある50歳以上の方も対象:
- 慢性肺疾患(COPD・喘息など)
- 慢性心血管疾患
- 慢性腎臓病・慢性肝疾患
- 糖尿病
- 神経疾患・神経筋疾患
- 肥満(BMI 40以上)
主な副反応:接種部位の痛み(61%)・疲労感(34%)・筋肉痛(29%)・頭痛(27%)
接種不可:発熱中・本剤成分に過敏症の既往・重篤な急性疾患にかかっている方
| ワクチン | 発症予防効果 | PHN予防 | 接種回数 | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| シングリックス★推奨 | 約90% | 約90% | 2回(2ヶ月間隔) | 公費 10,800円/回 自費 20,000円/回 |
| 水痘ワクチン(生) | 約50% | 約67% | 1回 | 公費 4,200円 自費 6,000円 |
シングリックスは発症予防・PHN(帯状疱疹後神経痛)予防ともに約90%の高い効果が報告されています。効果持続も長期(10年以上のデータあり)。
水痘ワクチンは効果が限定的(約50%)で、生ワクチンのため免疫抑制剤使用中の方は接種不可(シングリックスは可能)。
→ シングリックスをご検討ください(状態により医師が判断します)
シングリックス:接種部位痛み(78〜79%)・筋肉痛(37〜40%)・疲労感(35〜39%)・頭痛(28〜33%)・発熱(17〜18%)。症状は通常7日以内に改善
水痘ワクチン:発赤(44%)・そう痒感(27%)・疼痛(15%)。比較的軽度
重要:水痘ワクチンは生ワクチンのため免疫抑制状態・免疫抑制剤使用中の方は接種不可
20価結合型ワクチン。名古屋市の高齢者肺炎球菌定期接種の公費対象で、対象の方は自己負担5,600円・1回接種です。対象外の方は自費10,000円となります。
- 満65歳の定期接種対象者、または一定の障害がある満60〜64歳の方が公費対象
- 定期接種対象外の満66歳以上は、条件を満たす場合に名古屋市独自の助成があります
- 過去の肺炎球菌ワクチン接種歴等により対象外となる場合があります
21価結合型ワクチン。名古屋市の公費対象外のため自費13,000円・1回で完了です。
| ワクチン | 種類 | 血清型カバー数 | 免疫記憶 | 接種回数 | 費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| プレベナー20(PCV20)名古屋市公費対象 | 結合型 | 20種 | ✅ あり | 1回 | 公費(対象者)5,600円 自費(対象外)10,000円 |
| キャップバックス(PCV21) | 結合型 | 21種 | ✅ あり | 1回 | 自費 13,000円 |
プレベナー20:接種部位痛み(52〜55%)・筋肉痛(38%)・疲労(30%)
キャップバックス:接種部位痛み(26%)・赤み(6%)← 比較的軽度
接種不可:発熱中・本剤成分またはジフテリアトキソイドに過敏症の既往がある方
プレベナー20とキャップバックスは、対象年齢・接種歴・基礎疾患などにより適否が異なります。名古屋市の公費対象となるかどうかも含めて、医師にご相談のうえ決めることをおすすめします。
毎年10〜11月に接種推奨。接種後2週間で免疫が形成され、効果は約5ヶ月持続します。
- 3種類のインフルエンザウイルス株に対応
- 高齢者は重症化予防のため特に重要
- 卵アレルギーの方も基本的に接種可能
高用量インフルエンザHAワクチン「エフルエルダ筋注」は、2026/27シーズンの国内発売時期が変更され、定期接種への導入も見送られました。当院の2026年度接種案内には含まれません。
接種部位の発赤・腫脹・疼痛(10〜20%)・発熱・頭痛・倦怠感(5〜10%)
卵アレルギーの方:接種は可能(卵成分は極めて微量)。事前に申告し接種後30分観察
接種不可:発熱中・過去に本ワクチンで重篤な副反応があった方
mRNAを用いた従来型。接種実績が多く有効性データが豊富。副反応として発熱(17〜63%)が比較的多い。
一般名:組換えコロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン。mRNA不使用。発熱の副反応は10%未満です。予防効果の持続期間は確立していません。
- 発熱の副反応は10%未満です
- 予防効果の持続期間は確立していません(添付文書より)
- mRNAワクチンに抵抗感のある方は、医師にご相談ください
少量のmRNAを自己複製し免疫応答を誘導。国産技術。長期効果については蓄積中。
当院ではmRNAを用いない組換えタンパクワクチン(ヌバキソビッド)を推奨しています。接種を迷っている方もまずはご相談ください。
ヌバキソビッド:接種部位圧痛(74%)・疲労感(52%)・筋肉痛(51%)・頭痛(50%)・発熱(10%未満)
mRNAワクチン:接種部位痛み(86%)・倦怠感(66〜76%)・発熱(17〜63%)
注意:心筋炎・心膜炎の報告あり → 胸痛・動悸・呼吸困難があれば速やかに受診
接種不可:発熱中・本剤成分にアナフィラキシーの既往がある方
PMDA「ワクチン接種を受ける人へのガイド ヌバキソビッド筋注1mL」(2026年8月更新)
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/GUI/400256_631341GA2025_1_01G.pdf
※公費助成額は名古屋市の助成金額です。変更になる場合があります。最新情報はお電話でご確認ください。
本ページの情報は一般的な医療情報の提供を目的としており、診断・治療の代わりとなるものではありません。価格・公費助成額は2026年8月時点のものです。公費対象・助成額は自治体により異なり変更される場合があります。接種の可否・適切なワクチンの種類については必ず医師にご相談ください。本ページ内容は院長・矢田篤司(三重大学医学部卒)が監修しています。